糖化を防ぐには?

体が焦げる・糖化を防ぐには?

アンチエイジングのためには、体の酸化を防ぐとともに、体の「糖化」も防ぐ必要があります。

酸化が「体の錆」と言われるのに対して糖化は「体の焦げ」と言われていますが、どちらも老化を促進し、色々な病気を引き起こします。

これからの人生において健康と若々しさを失わないためにも、できる限り糖化を防ぎましょう。

糖化とは?

ホットケーキやクッキーを焼くと、こんがりと焼けて褐色になります。

これは、材料として使われた卵や牛乳などの「たんぱく質」と「砂糖」が結びついて焦げたからです。

これと同じような現象が体内で起こっています。食事などから摂った糖は、重要なエネルギー源となりますが、エネルギー源として使われなかった余分な糖は、体内のたんぱく質と結びつき、老化促進物質である「AGEs(糖化最終生成物)」が作り出され、内臓や体内組織に蓄積します。

これが「糖化」という現象ですが、代謝能力が高い20代、30代の頃はAGEは体外に排出されるため、特に問題はありません。

しかし、年齢とともに代謝能力が落ちてくると、体内にどんどん蓄積されていきます。AGEsが皮膚の細胞に沈着すると、肌のハリを保つコラーゲン繊維が破壊され、シミやくすみ、シワなどの老化現象として表れます。

その他、動脈硬化や白内障、骨粗鬆症、アルツハイマー病など、色々な病気を引き起こす原因にもなります。

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体内の糖化を防ぐ方法

抗糖化食品を積極的に摂る
糖化を防ぐ最も重要なポイントは、毎日の食事で抗糖化食品を積極的に摂ることです。

ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な野菜類や海藻類は、糖化を防ぎます。特に、オクラややまいも、寒天、こんぶなど、ネバネバした水溶性食物繊維を含む食品を一緒に食べると、血糖値が上がりにくくなり、糖化の促進も防げます。

また、りんごやレモンは糖化を防ぐフルーツとして知られています。

健康茶を飲む
お茶には、抗糖化作用があると認められているものがあります。

カモミールティー、甜茶、ドクダミ茶、グァバ茶、ごぼう茶、柿の葉茶などを日常的に飲むことにより、糖化の促進を抑えることができます。

食べる順番を変えるてみる
主食のごはんや、パン、めん類などの炭水化物を摂る前に、食物繊維が豊富な野菜類や海藻類を先に食べるようにしてみてください。

これだけで、糖化を促進する血糖値の急上昇を抑えることができます。

1日3回の食事をきちんととる
1日2食の場合、空腹の時間が長くなります。すると、その後の食事で食べ過ぎてしまい、血糖値も急上昇するというリスクがあります。

栄養バランスのとれた食事を一日3回、きちんと摂ることにより、細胞の糖化を防ぐことができます。

食後に運動をする
血糖値が一番上がるのは食後1時間と言われます。このときにウォーキングなどの有酸素運動をすると、血糖値の上昇を抑え、細胞の糖化も防ぐことができます。

食後、10分か20分程度歩くだけでも、血糖値の急上昇を抑えることができます。

甘いものを食べ過ぎない
糖分の多い食品は、血糖値の上昇につながり、体の中では糖化が促進されます。特に空腹時にケーキや菓子などの甘いものを食べると、血糖値が急上昇します。

普段から、甘いものは食べ過ぎないようにしましょう。

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