50代女性と生活習慣病

生活習慣病が忍び寄る年代

日頃の生活習慣の積み重ねによって発症する病気の総称が、「生活習慣病」です。20年、30年という長い期間、自覚症状のないまま静かに進行し、ある日突然発症するという特徴がありますが、その生活習慣病の兆候が表れるのが50代と言えます。

将来、元気で楽しい老後をおくるためにも、生活習慣病の兆候を見逃さないようにし、早急に病気につながる生活習慣を改善するようにしましょう。

日本人の死因の6割を占める生活習慣病

日本は長寿社会と言われていますが、平均寿命よりも重要なのは病気をしないで健康に生活できる「健康寿命」のほうなのです。
ところが、健康なまま天寿を全うできる人は少なく、日本人の死因の6割は生活習慣病が原因となっています。

「生活習慣病」は、以前は「成人病」と呼ばれていましたが、不規則な食事や脂肪分の多い食事、運動不足、睡眠不足、喫煙、飲酒、ストレス過多などの生活習慣を長年続けていた結果、発症する病気の総称です。

具体的には、高脂血症・高血圧症・心筋梗塞・狭心症・動脈硬化・脳梗塞・脳卒中・ガン・骨粗しょう症・肝臓病・腎臓病・糖尿病・痛風・歯周病などがあげられますが、このような病気は急に発症するわけではなく、本人が気づかぬうちにゆっくりと進行するという特徴があります。

また、この中でも特に多いのが、ガン・心臓病・脳卒中で、この3つを「3大生活習慣病」と言っています。

3大生活習慣病

ガン
ガンは、現代では日本人の死因のトップを占めている代表的な生活習慣病です。

ガンの多くは喫煙や偏った食事、食品添加物の摂取、過度なストレス、睡眠不足、運動不足など、長期間にわたる不規則な生活習慣が原因となっています。

心臓病
生まれた時から休みなく動き続けている心臓は、血管の異常や酸素不足により心不全や心筋梗塞、狭心症などの重大な疾患を引き起こします。

脂肪分の多い食事や喫煙、運動不足、ストレスなどが続くと、高血圧症や高コレステロール症、動脈硬化などの症状としてあらわれますが、これを放置しておくことにより心臓病のリスクが高くなります。

脳卒中
脳の血管が詰まる脳梗塞や、脳の血管が破裂して出血する脳出血は、長い期間の誤った生活習慣により発症しやすくなります。

偏った食生活や喫煙、運動不足、ストレスなどが誘因になり、高血圧症や高コレステロール症、動脈硬化、糖尿病などを発症しやすくなりますが、これを放置しておくことにより、脳梗塞や脳出血の発作の危険性が高くなります。

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